【自動計算】契約アンペア数の目安|家電の消費電力から基本料金を見直し

同時使用する家電の種類を設定することで、家庭における契約アンペア数の目安を確認できる自動計算ツールです。契約アンペア数によって電気の基本料金が決まりますので、契約を見直せば毎月の電気料金を抑えることができます。

次のような方におすすめです

  • 毎月の固定費を削減するために、契約アンペア数を見直したい
  • 家族構成が変わり、家電の使用状況が変化した
  • よくブレーカーが落ちる
  • 家電の消費電力の目安を知りたい

すぐに計算ツールを使いたいときは目次の「★アンペア数計算ツール」をクリックしてください。

目次

アンペア数の計算式

アンペア数の求め方は以下の通りです。

アンペア数$$電流(A)=電力(W)÷電圧(V)$$ A:電流(アンペア)
W:電力(ワット)
V:電圧(ボルト)

日本におけるコンセントの電圧は100Vが基本です。エアコンや電気自動車の充電等には一部200Vコンセントが採用されていますが、電圧は100Vで計算します。

アンペア数計算ツールの利用方法

以下の3ステップで簡単にチェックできます。

  • 冬場を想定し、同時に使用する可能性がある家電を選択する
  • ご家庭にある機器の消費電力(W)を確認する(または種類やスペックからプルダウンで選択する)
  • 合計アンペア数と現在の契約アンペア数を比較する

ご家庭にあるすべての家電を選択するのではなく、あくまで同時使用する可能性がある家電を選択するのがポイントです。特に、冬場に使う暖房機器類は消費電力が大きいものが多いため、冬場を想定するのがおすすめです。

消費電力(W)は、機器のラベルに書いてあることがほとんどです。もし書いていなければ「(機種名)+消費電力」で検索すれば大抵はわかるはずです。消費電力が大きい機器を把握するだけでも、同時使用を避けてブレーカーが落ちにくくなったり、省エネへの意識が向上すると思います。

契約アンペア数はご家庭の分電盤にあるアンペアブレーカーおよび検針票(電気料金のお知らせ)に記載されています。

★アンペア数計算ツール

・消費電力はメーカー・型式・使用状況等により異なりますので、あくまで目安としてください
・起動時などは一時的に高い電力を消費する場合があります

契約アンペア数と基本料金(従量電灯B)

契約アンペア数を見直すことで、月々の電気基本料金を抑えることができます。ただし、契約アンペア数を下げるとブレーカーが落ちて一時停電になるリスクは高まります。

契約アンペア数10A15A20A30A40A50A60A
北海道電力374.00561.00748.001,122.001,496.001,870.002,244.00
東北電力369.60554.40739.201,108.801,478.401,848.002,217.60
東京電力295.24442.86590.48885.721,180.961,476.201,771.44
中部電力297.00445.50594.00891.001,188.001,485.001,782.00
北陸電力302.50453.75605.00907.501,210.001,512.501,815.00
九州電力316.24474.36632.48948.721,264.961,581.201,897.44
月々の電気基本料金(電力会社別)

※2024年2月現在の基本料金。この他、使用電力量に応じた料金が発生します。60Aを超える契約アンペアに変更することも可能ですが工事が必要になる場合があります。

間取り(床面積)別の電気容量の目安

分譲マンションの設計時に電気容量を決定する際は、設備・部屋数・床面積を考慮します。ガスコンロではなくIHクッキングヒーターを採用する場合やオール電化住宅とする場合は、契約容量を多く設定します。下記に一覧で示しますので、電力契約の参考にしてください。(60Aを超えると、80Aや100Aではなく8kVAや10kVAといった表現になります。)

住宅設備ガス給湯のみガス給湯+IHヒーターオール電化
間取り(床面積)初期容量最大容量初期容量最大容量初期容量最大容量
1LDK以下(~50㎡)20A40A30A60A40A8kVA
2LDK(50~70㎡)30A60A40A8kVA60A10kVA
3LDK(70㎡~80㎡)40A8kVA60A10kVA8kVA12kVA
4LDK(80㎡~100㎡)60A10kVA8kVA12kVA10kVA15kVA
4LDK以上(100㎡~)8kVA12kVA10kVA15kVA12kVA20kVA
住戸の初期契約容量と最大契約容量の目安

多くのマンションではライフスタイルに合わせて各住戸単位で電気容量を変更・増設できるようになっていますが、全体の容量に限りがあるため、最大容量が定められています。また、都心3区などのハイグレード物件は電気容量を割増して計画する傾向があります。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

他にも様々な自動計算ツールを用意していますので、ぜひサイト内を巡ってみてください。

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